火山(状況に関する解説) |
2018/07/09 16:02:17 |
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火山の状況に関する解説情報をお知らせします。
発表日時:2018年07月09日16時00分
状況と火山名:【レベル2(火口周辺規制)】草津白根山
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
7月6日から7月9日15時までの白根山(湯釜付近)及び本白根山の活動状況をお知らせします。
【白根山(湯釜付近)】
白根山(湯釜付近)の火山性地震は、今期間は概ねやや少ない状態で経過しています。
湯釜付近の火山性地震、火山性微動の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。
火山性地震 火山性微動
7月 6日 6回 0回
7日 4回 0回
8日 4回 0回
9日(15時まで) 2回 0回
湯釜火口付近の傾斜計で4月23日頃よりみられている変化は、6月中旬頃より鈍化しつつも継続しています。
全磁力観測では、4月下旬頃から湯釜付近の地下浅部の温度上昇を示唆する変化がみられています。
東京工業大学の監視カメラによると、湯釜火口内では、6月下旬頃から湯釜の中央部で灰から灰白色の変色域がみられており、湯釜への火山性流体の供給量が増加していると考えられます。
引き続き、白根山(湯釜付近)では火山活動が高まっていると考えられ、今後、湯釜火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
【本白根山】
本白根山では、今期間、火山性地震は4回観測しています。
監視カメラによる観測では、本白根山の火口付近の噴気は2月22日を最後に観測されていません。
【白根山(湯釜付近)】
湯釜火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
【本白根山】
本白根山の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
発表日時:2018年07月09日16時00分
状況と火山名:【レベル2(火口周辺規制)】浅間山
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
7月6日から7月9日15時までの浅間山の活動状況をお知らせします。
今期間、噴煙の状況は、火口縁上概ね100m以下で推移しています。
山頂直下のごく浅いところを震源とする体に感じない火山性地震は、今期間やや少ない状態で経過しています。
火山性地震、火山性微動の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。
火山性地震 火山性微動
7月 6日 20回 0回
7日 11回 0回
8日 16回 1回
9日(15時まで) 7回 1回
山頂の南南西にある塩野山の傾斜計でみられていた山頂の西側の膨張を示す緩やかな変化は、ほぼ停滞しています。
火山活動はやや活発な状態で経過しています。今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があります。
火口から概ね2kmの範囲では弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
登山者等は地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
また風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
発表日時:2018年07月09日16時00分
状況と火山名:【レベル2(火口周辺規制)】草津白根山,浅間山
【レベル1(活火山であることに留意)】富士山
本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(平成30年6月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。
桜島の南岳山頂火口では、噴火が35回発生しました。昭和火口では、噴火は観測されていません。GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部への膨張を示す基線の伸びは2018年3月頃から鈍化しているものの、地下深部へのマグマの供給は継続していると考えられ、今後も南岳山頂火口を中心に噴火活動が継続すると考えられます。南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
草津白根山(白根山(湯釜付近))では、4月21日頃に湯釜付近を震源とする火山性地震が増加し、その後も増減を繰り返しながら地震活動は継続しており、地震活動開始とほぼ同時期から、わずかな地殻変動が続いています。湯釜火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
草津白根山(本白根山)では、火口付近の地震活動が継続しています。1月23日と同様な噴火が発生する可能性は否定できません。本白根山鏡池付近から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
浅間山では、山頂直下のごく浅い所を震源とする体に感じない火山性地震の活動は、やや多い状態が続いているものの、2018年3月頃から徐々に減少傾向がみられています。今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性がありますので、山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
西之島では、火山活動に明らかな低下が認められ、噴火が発生する可能性は低くなっていることから、20日18時00分に火口周辺警報(入山危険)から火口周辺警報(火口周辺危険)に引き下げました。噴火の可能性は低くなっているものの、火口付近に噴気や高温領域が確認されており、小規模な噴火が発生する可能性は否定できません。火口から概ね500mの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、4月27日以降、噴火は観測されていませんが、活発な噴気活動が続いています。GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線で、4月19日の噴火後に山体の収縮を示す変動がみられていましたが、6月上旬から再び伸びの傾向がみられます。えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
霧島山(新燃岳)では、22日及び27日に噴火が発生しました。4月以降も噴火が時々発生していますが、火口の中心から2kmを越える大きな噴石の飛散は観測されていません。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量の減少などから、新燃岳火口へのマグマの供給は低下したものとみられ、2kmを超える範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと判断したことから、28日11時00分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。新燃岳火口の浅部では活発な地震活動が続いていることなどから、引き続き、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火の可能性があります。そのため、火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
口永良部島では、火山性地震は概ね多い状態で経過しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も2014年8月の噴火前の水準には低下しておらず、火山活動はやや高まった状態となっており、引き続き小規模な噴火の可能性があります。新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
諏訪之瀬島の御岳火口では、爆発的噴火が1回発生しました。今後も火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生すると予想されますので、火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
十勝岳では、5月29日以降、火山性地震の一時的な増加や継続時間の短い火山性微動が時々観測されています。2006年以降の山体浅部の膨張が継続する中で、噴煙高の高い状態、地熱域の拡大や温度上昇、地震の一時的な増加等、火山活動の活発化を示唆する現象を観測していますので、今後の活動の推移に注意が必要です。
その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。
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川越市 防災危機管理室
発表日時:2018年07月09日16時00分
状況と火山名:【レベル2(火口周辺規制)】草津白根山
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
7月6日から7月9日15時までの白根山(湯釜付近)及び本白根山の活動状況をお知らせします。
【白根山(湯釜付近)】
白根山(湯釜付近)の火山性地震は、今期間は概ねやや少ない状態で経過しています。
湯釜付近の火山性地震、火山性微動の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。
火山性地震 火山性微動
7月 6日 6回 0回
7日 4回 0回
8日 4回 0回
9日(15時まで) 2回 0回
湯釜火口付近の傾斜計で4月23日頃よりみられている変化は、6月中旬頃より鈍化しつつも継続しています。
全磁力観測では、4月下旬頃から湯釜付近の地下浅部の温度上昇を示唆する変化がみられています。
東京工業大学の監視カメラによると、湯釜火口内では、6月下旬頃から湯釜の中央部で灰から灰白色の変色域がみられており、湯釜への火山性流体の供給量が増加していると考えられます。
引き続き、白根山(湯釜付近)では火山活動が高まっていると考えられ、今後、湯釜火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
【本白根山】
本白根山では、今期間、火山性地震は4回観測しています。
監視カメラによる観測では、本白根山の火口付近の噴気は2月22日を最後に観測されていません。
【白根山(湯釜付近)】
湯釜火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
【本白根山】
本白根山の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
発表日時:2018年07月09日16時00分
状況と火山名:【レベル2(火口周辺規制)】浅間山
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
7月6日から7月9日15時までの浅間山の活動状況をお知らせします。
今期間、噴煙の状況は、火口縁上概ね100m以下で推移しています。
山頂直下のごく浅いところを震源とする体に感じない火山性地震は、今期間やや少ない状態で経過しています。
火山性地震、火山性微動の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。
火山性地震 火山性微動
7月 6日 20回 0回
7日 11回 0回
8日 16回 1回
9日(15時まで) 7回 1回
山頂の南南西にある塩野山の傾斜計でみられていた山頂の西側の膨張を示す緩やかな変化は、ほぼ停滞しています。
火山活動はやや活発な状態で経過しています。今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があります。
火口から概ね2kmの範囲では弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
登山者等は地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
また風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
発表日時:2018年07月09日16時00分
状況と火山名:【レベル2(火口周辺規制)】草津白根山,浅間山
【レベル1(活火山であることに留意)】富士山
本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(平成30年6月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。
桜島の南岳山頂火口では、噴火が35回発生しました。昭和火口では、噴火は観測されていません。GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部への膨張を示す基線の伸びは2018年3月頃から鈍化しているものの、地下深部へのマグマの供給は継続していると考えられ、今後も南岳山頂火口を中心に噴火活動が継続すると考えられます。南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
草津白根山(白根山(湯釜付近))では、4月21日頃に湯釜付近を震源とする火山性地震が増加し、その後も増減を繰り返しながら地震活動は継続しており、地震活動開始とほぼ同時期から、わずかな地殻変動が続いています。湯釜火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
草津白根山(本白根山)では、火口付近の地震活動が継続しています。1月23日と同様な噴火が発生する可能性は否定できません。本白根山鏡池付近から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
浅間山では、山頂直下のごく浅い所を震源とする体に感じない火山性地震の活動は、やや多い状態が続いているものの、2018年3月頃から徐々に減少傾向がみられています。今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性がありますので、山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
西之島では、火山活動に明らかな低下が認められ、噴火が発生する可能性は低くなっていることから、20日18時00分に火口周辺警報(入山危険)から火口周辺警報(火口周辺危険)に引き下げました。噴火の可能性は低くなっているものの、火口付近に噴気や高温領域が確認されており、小規模な噴火が発生する可能性は否定できません。火口から概ね500mの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、4月27日以降、噴火は観測されていませんが、活発な噴気活動が続いています。GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線で、4月19日の噴火後に山体の収縮を示す変動がみられていましたが、6月上旬から再び伸びの傾向がみられます。えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
霧島山(新燃岳)では、22日及び27日に噴火が発生しました。4月以降も噴火が時々発生していますが、火口の中心から2kmを越える大きな噴石の飛散は観測されていません。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量の減少などから、新燃岳火口へのマグマの供給は低下したものとみられ、2kmを超える範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと判断したことから、28日11時00分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。新燃岳火口の浅部では活発な地震活動が続いていることなどから、引き続き、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火の可能性があります。そのため、火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
口永良部島では、火山性地震は概ね多い状態で経過しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も2014年8月の噴火前の水準には低下しておらず、火山活動はやや高まった状態となっており、引き続き小規模な噴火の可能性があります。新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
諏訪之瀬島の御岳火口では、爆発的噴火が1回発生しました。今後も火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生すると予想されますので、火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
十勝岳では、5月29日以降、火山性地震の一時的な増加や継続時間の短い火山性微動が時々観測されています。2006年以降の山体浅部の膨張が継続する中で、噴煙高の高い状態、地熱域の拡大や温度上昇、地震の一時的な増加等、火山活動の活発化を示唆する現象を観測していますので、今後の活動の推移に注意が必要です。
その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。
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