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火山(状況に関する解説)
2019/12/24 18:02:16
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火山の状況に関する解説情報をお知らせします。

発表日時:2019年12月24日18時00分
状況と火山名:【レベル1(活火山であることに留意)】浅間山,富士山

本日、第145回火山噴火予知連絡会において、前回(第144回、令和元年7月2日)以降の全国の火山活動について以下のとおり評価を行いました。
また、参考として気象庁が発表している噴火警報・予報(噴火警戒レベル)についても併せてお知らせします。

桜島
南岳山頂火口では、9月以降噴火活動が活発化しています。桜島島内の傾斜計では9月上旬から山体の隆起、伸縮計では膨張を示す地殻変動が観測され、GNSS連続観測でも9月頃からわずかな伸びが観測されています。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も9月以降多い状態が続いていることから、今後も南岳山頂火口を中心に、活発な噴火活動が継続すると考えられます。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)発表中

口永良部島
新岳火口では、2月2日にごく小規模な噴火が発生して以降、噴火は観測されていませんが、新岳の西側山麓のやや深い場所が震源と推定される火山性地震や新岳火口付近の浅いところを震源とする規模の大きな地震が発生するなど、地震活動はやや高まった状態です。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、11月頃からやや多い状態で推移しています。このように火山活動はやや高まった状態となっており、引き続き噴火の可能性があります。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)発表中

西之島
12月5日に地表面温度が明瞭に高い状態が観測されたため噴火が開始したと推定されました。6日に上空からの観測により溶岩流が観測されました。島の中央部やや南に位置する火砕丘の山頂火口から噴石が飛散し、東山腹からは溶岩が流出していました。15日には、北山腹からも溶岩が流出し、海に達していました。
今回の噴火は、2013年から2015年、2017年、2018年の噴火活動と同様に、火砕丘の山頂火口とその周辺で発生しており、噴火様式はこれまでとほぼ同様と考えられ、噴火活動は活発な状態です。その後、地表面温度は、島の南と西に大量の溶岩が流れた2017年噴火時よりも高い状態になっています。今後も噴火活動が継続すれば2017年の噴火の規模を上回る恐れがあります。
【参考】火口周辺警報(入山危険)発表中

草津白根山
1982年から1983年にかけて小規模な水蒸気噴火を繰り返した湯釜付近の地震活動は1993年以降低調でしたが、2002年頃から徐々に高まっており、地震増加に先行して北側噴気地帯のガス組成の変化がみられることがあります。また、湯釜湖水の化学組成にも、高温の火山ガスに由来する成分の増加がみられることがあります。
2014年及び2018年には、湯釜付近の浅部に火山性流体の一時的な供給の増加によると考えられる火山性地震の増加などがみられ、GNSS連続観測でも、草津白根山の北西から西側の深部の膨張を示唆する変化が繰り返し観測され、それらは収縮に転じていません。また、本白根山では、2018年に水蒸気噴火が発生しました。
以上のことから、草津白根山の火山活動は、中長期的にみると活発な状態になっています。草津白根山浅部の活動だけではなく、草津白根山の北西もしくは西側の地殻変動や周辺の地震活動にも注意していく必要があります。

白根山(湯釜付近)
湯釜付近の浅部の活動は、2019年9月上旬から火山性地震がやや増加したこと、高温の火山ガスの供給が続いていること、全磁力観測では2018年4月以降、水釜付近の地下の温度上昇を示唆する変化がみられたこと、湯釜湖水の成分分析では、2014年以降、高温の火山ガスに由来する成分の濃度が依然として高いことから、湯釜付近の浅部に火山性流体の供給が続いており、
2018年9月下旬からの高まった状態が継続していると考えられます。
引き続き、小規模な水蒸気噴火が発生する可能性があります。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)発表中

本白根山
鏡池北火口付近のごく浅部を震源とするごく微小な地震は徐々に減少し、2018年12月以降少ない状態で経過しているが、時折やや増加しました。鏡池北火口の北側の火口列からの噴気は観測されていません。火山活動は、現在のところ静穏な状態ですが、逢ノ峰付近では時々地震が発生しており、引き続き、火山活動の推移に注意する必要があります。
【参考】噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)発表中

阿蘇山
中岳第一火口では4月16日の噴火以降、噴火活動が継続しています。7月末頃から、噴出物には高温のマグマが急冷した本質物質が多く含まれるようになりました。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は増減を繰り返しながら10月頃に非常に多い状態となり、その後一時的に減少したものの多い状態で変動を繰り返しています。
火山性微動の振幅は10月頃に大きくなり、11月頃から一時的に減少しましたが、再び緩やかな増大傾向を示しています。中岳第一火口では、火映や赤熱現象がみられる等、火口内の熱活動は高まった状態でした。GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、2018年後半頃から緩やかに伸びの傾向を示しています。
以上のことから、火山活動は高まった状態で経過しており、今後も噴火活動が継続する可能性があります。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)発表中

薩摩硫黄島
11月2日に噴火が発生し、灰白色の噴煙が火口縁上1,000m程度まで上がりました。噴火の前後で地震活動等に特段の変化はありませんが、夜間に火映が観測され、時折噴煙が高くなるなど、長期的には熱活動が高まった状態が続いています。硫黄岳火口周辺では、噴火に警戒する必要があります。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)発表中

諏訪之瀬島
御岳(おたけ)火口では、噴火が時々発生しました。諏訪之瀬島では長期的に噴火を繰り返しており、今後も火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生すると予想されます。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)発表中

十勝岳
2006年以降継続していた山体浅部の膨張を示す地殻変動に停滞が認められていますが、噴煙高の高い状態、地熱域の拡大や温度上昇、地震の一時的な増加など、長期的に火山活動の活発化を示唆する現象が観測されていますので、今後の活動の推移に注意が必要です。
【参考】噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)発表中

浅間山
山頂火口で小噴火が8月7日に発生しました。噴火発生前から、山体浅部を震源とする低周波の地震が急減し、山頂付近の微小地震が増加しました。8月7日の噴火前の低周波地震の減少がみられた時期に、火口底の温度の低下が認められました。これらのことから、8月7日の噴火は、火道閉塞により圧力が高まり発生した可能性があります。
8月25日に発生した噴火前後にも、地震活動の低下、火口底の温度の低下などの類似の現象がみられました。8月7日、25日の火山灰の分析結果では、水蒸気噴火の特徴をもつ噴火であったと推定されます。
10月以降は、火山性地震は少ない状態で推移しており、噴煙活動の活発化、二酸化硫黄の放出量増加も認められません。また、期間を通して、A型地震の増加、及び2015年や2017年のような深部からのマグマ上昇を示す地殻変動は観測されていません。
以上のことから、浅間山の火山活動は活発化する傾向にはありませんが、今後も火口から500m以内の範囲に影響を及ぼす程度のごく小規模な噴火が突発的に発生する可能性があります。
【参考】噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)発表中

焼岳
7月下旬から、空振を伴う地震が時々発生しました。山頂付近の微小な地震活動は継続しています。また、GNSS連続観測では山頂部付近で緩やかな膨張が続いているとみられます。中長期的に焼岳の火山活動は高まってきており、今後の火山活動の推移に注意が必要です。
【参考】噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)発表中

箱根山
5月にカルデラ内で増加した火山性地震は9月に減少し、現在は地震活動が活発になった5月より前の状態となっています。GNSS連続観測では、3月中旬頃からみられていた箱根山を挟む基線の伸びは8月下旬頃から鈍化し、現在はほぼ停滞しています。以上のことから、大涌谷周辺の想定火口域では、噴火の可能性は低くなったと考えられます。
大涌谷周辺の想定火口域では活発な噴気活動が続いているため、火山灰等の突発的な噴出現象に注意する必要があります。
【参考】噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)発表中

霧島山
広域のGNSS連続観測では、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは2019年2月以降停滞し、その後、大きな変化はありません。地震活動は、引き続き、新燃岳、硫黄山の周辺部、韓国岳の周辺などで認められています。
霧島山深部には、これまでにマグマが蓄積されていると考えられ、広範囲の地震活動も続いていることから、火山活動の推移を引き続き慎重に監視する必要があります。

えびの高原(硫黄山)周辺
硫黄山では、2018年4月27日以降、噴火は発生していません。噴気活動は活発な状態が続いていますが、2019年1月以降はその領域のさらなる拡大は認められません。硫黄山付近では、火山性地震は少ない状態で経過しています。GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線の伸びは2019年2月頃から停滞もしくはわずかに収縮しています。
硫黄山では、現時点では噴火の兆候は認められませんが、火山活動の推移には留意が必要です。
【参考】噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)発表中

新燃岳
新燃岳では2018年6月28日以降、噴火は観測されていません。新燃岳では、現時点で噴火の兆候は認められませんが、11月17日から18日にかけて新燃岳火口直下を震源とする火山性地震が一時的に増加したことから、火山活動の推移には留意が必要です。
【参考】噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)発表中

御鉢
御鉢の火山活動に特段の変化はなく、現時点では噴火の兆候は認められませんが、火山活動の推移に留意が必要です。
【参考】噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)発表中




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